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アレキサンドライトレーザーは効果なし?痛みや他の脱毛機との違いを解説

アレキサンドライトレーザーに関して、「実際効果はどうなの?」「他のレーザーとの違いはあるの?」と気になる方もいるでしょう。

アレキサンドライトレーザーは医療脱毛に広く使われ、波長が短く、毛が濃い部位への脱毛に向いており、効率よく脱毛が期待できるレーザーです。

なぜなら、アレキサンドライトレーザーは医療機器として認可を受けた出力の高いレーザーを照射できるからです。

また、冷却ガスで肌を冷やしながら照射するため、痛みを和らげることができる特徴もあります。

また、シミやアザの改善も目指せるため「肌質の改善をしたい方」におすすめです。

「顔やVIOなど毛が濃い部位を永久脱毛させたい方」や「痛みを和らげながら施術を受けたい方」はアレキサンドライトレーザーでの脱毛を考えてみてはいかがでしょうか。

当記事ではアレキサンドライトレーザーの効果や他のレーザーとの違い、注意点など解説していきます。

「ワキやVIOの毛が濃い部位を永久脱毛したい」「痛みを和らげながら施術を受けたい」と考えている方は、ぜひアレキサンドライトレーザーでの脱毛を検討してみてください。

「総額費用」「施術回数・脱毛機の効果」「予約の取りやすさ」など様々な視点で比較した記事はこちら

アレキサンドライトレーザーの特徴

アレキサンドライトレーザーは、医療における「永久脱毛」を目指せるため、「永久脱毛したい!」と考えている方におすすめです。

アレキサンドライトレーザーの照射は医療行為の位置付けです。

認可を受けた医療レーザー機器を医療従事者が扱うことを前提に、照射出力が高められています。

これにより、アレキサンドライトレーザーでの脱毛は、長期的な減毛・脱毛の効果を期待できます。

アレキサンドライトレーザーの特徴を、3つのポイントでご紹介します。

アレキサンドライトレーザーの特徴
  • 毛が濃い部位の脱毛に向いている
  • 他の脱毛機と比べて脱毛効果や痛みが異なる
  • 脱毛しながらシミなど肌質の改善が期待できる

アレキサンドライトレーザーは、毛を黒く見せるメラニン色素に反応し、レーザーを照射します。

そのため、毛の色が濃い部位の脱毛に使われるケースが多く、ワキやVIOに生えやすい剛毛の脱毛とも相性が良い脱毛機です。

しかし、メラニン色素が無ければレーザーは反応しないため、産毛や白髪は別のアプローチの方が向いています。

また、アレキサンドライトレーザーは、美容医療におけるシミ取りや青あざ改善に使われるレーザーと同種のため、脱毛だけでなく肌質改善効果も同時に期待できます。

次の項目から、アレキサンドライトレーザーの特徴に関して詳しく解説していくので、是非参考にしてください。

アレキサンドライトレーザー脱毛の特徴
  • 照射と同時に冷却ガスを照射し脱毛の痛みを軽減できる
  • 色素の濃い毛への効果を期待できる
  • シミや青アザ・肌質改善などの副次効果を期待できる

アレキサンドライトレーザーは冷却ガスで肌を冷やしながら照射する

アレキサンドライトレーザーは、痛みを軽減するため冷却ガスを用いて、肌を冷やしながらレーザーを照射します。

医療脱毛において照射するレーザーは、強い光とともに熱を含んでいます。

そのため、熱に対処しなければ肌に赤みが出たり、やけどを起こす可能性があることを知っておくことが大切です。

特に太い毛や色の濃い毛はメラニン色素を多く含んでおり、レーザーが強く反応する場合もあります。

アレキサンドライトレーザーを照射する際は、照射後すぐに熱に対処するため、冷却ガスを吹き付ける機能が備えられた機種が多く存在します。

アレキサンドライトレーザーの照射は、瞬間的に強い熱を肌に照射するため、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じる場合があります。

しかし、冷却ガスを照射しすぐに熱に対処すれば、冷気により感覚が麻痺して痛みを和らげられます。

そのため、アレキサンドライトレーザーでの脱毛は、痛みが苦手な方でも安心して施術を受けられるでしょう。

■参考:アレキサンドライト|日本医学脱毛学会

アレキサンドライトレーザーと他のレーザーとの違い

アレキサンドライトレーザーは、ダイオードレーザー ・ヤグレーザーなどほかの脱毛方法とは脱毛効果や痛みの感じ方が異なります。

主要な医療脱毛レーザー3種類の特徴は下記の通りです。

アレキサンドライトレーザー ダイオードレーザー ヤグレーザー
効果 黒く濃いムダ毛へのアプローチが比較的早い 産毛から剛毛まで照射できる 根深い硬毛化毛にアプローチできる
痛み やや痛みがある 痛みが少ない 痛みが強い
肌質改善 あり なし あり
効果が現れるまでの目安期間※ 半年〜1年 約1年 半年
主な脱毛機 ジェントルレーズPRO
クラリティツイン
ソプラノアイスプラチナム
ライトシェアデュエット
メディオスターNeXT PRO
ソプラノアイスプラチナム
クラリティツイン
ジェントルYAG PRO
ソプラノアイスプラチナム

※1ヶ月に1回のペースで脱毛に通い続けた場合

上記の表のように、アレキサンドライトレーザーは黒いムダ毛に比較的早いアプローチを期待できます。

しかし、色素が濃いほどレーザーが強く反応し、痛みを感じる可能性が高まります。

対して、ダイオードレーザーはあらゆる毛質に照射でき痛みも少ないです。

そのため、1回の施術ごとの変化がわかりづらいと感じた方が多いのも事実です。

そして、ヤグレーザーは痛みを感じやすい一方で、根深い硬毛化毛や黒く硬い毛へのアプローチが早い傾向にあります。

以上のように、医療脱毛では各レーザー・機種の特徴を理解したうえで、施術を受けたい部位に合った脱毛機を選ぶことが大切です。

そのなかでアレキサンドライトレーザーは、黒い毛に効率的に施術できることが強みです。

そのため、剛毛にお悩みの方は、ぜひ利用を検討してください。

■参考:アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーの違いは何ですか?

脱毛しながらシミなど肌質の改善が期待できる

アレキサンドライトレーザーは、脱毛しながら肌質改善などを期待できます。

アレキサンドライトレーザーで期待できる肌質改善効果は、以下の通りです。

期待できる肌質改善
  • シミやそばかすの改善
  • 毛穴の引き締め
  • ニキビ跡の改善

以上の効果を期待できるのは、アレキサンドライトレーザーが美容医療クリニックにおいてアザやシミの改善に使うレーザーと同種であるためです。

アザやシミなどの原因はメラニン色素の増殖で、レーザーを照射すると色素が破壊され、色素沈着が薄くなる場合があります。

ただし、シミや色素沈着に本格的に対処するのであれば、別で肌質改善向けのレーザー治療を受けることがおすすめです。

そのため「脱毛しながら肌もきれいになればさらに良い」と考えている方は、ぜひアレキサンドライトレーザーでの施術を検討してください。

アレキサンドライトレーザーの効果に関して解説

永久脱毛を検討している方のなかには「アレキサンドライトレーザーはどういう効果があるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?

ここでは、アレキサンドライトレーザーの効果について、詳しく解説していきます。

アレキサンドライトレーザーの効果は、下記の通りです。

アレキサンドライトレーザーの効果
  • 太く濃い毛への効果が期待できる
  • 産毛など細い毛への効果が薄い
  • 顔やVIOにも照射でき脱毛効果が期待できる

アレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に反応するため、太く濃いムダ毛と相性が良い医療脱毛機です。

また顔からVIOまで幅広い部位に使える脱毛機のため、全身脱毛を考えている方も、アレキサンドライトレーザーでの脱毛が向いているでしょう。

次の項目から、アレキサンドライトレーザーの効果を3つのポイントで解説していきます。

アレキサンドライトレーザーでの永久脱毛を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

アレキサンドライトレーザーは太く濃い毛への効果が期待できる

アレキサンドライトレーザーは、太く濃い毛への脱毛効果を期待できます。

太く濃い毛への効果が期待できる理由
  • メラニンへの吸収が良い
  • 熱エネルギーに変わりやすい

脱毛の基本的なメカニズムは、レーザーに含まれた熱が毛根にダメージを与え、発毛機能を下げることです。

そのなかでアレキサンドライトレーザーは、毛や肌を黒く見せるメラニン色素に吸収されやすい特徴があります。

そのため、アレキサンドライトレーザーの熱と光はメラニン色素が多く含まれた太く濃い毛に吸収され、より効率的な脱毛アプローチが実現します。

この性質を活かし、アレキサンドライトレーザーはVIOやワキの剛毛や、腕・脚の黒い毛に用いられる場合が多いです。

太く濃い毛の脱毛を考えているのであれば、アレキサンドライトレーザーでの施術をしているクリニックの利用がおすすめです。

産毛など細い毛への効果が薄い

アレキサンドライトレーザーは色素の薄い産毛や細い毛への効果は薄い傾向にあります。

色素の薄い産毛や細い毛に照射しても、レーザーの熱や光が毛にうまく吸収されず、分散してしまうからです。

そのため、産毛など色素が薄い毛を脱毛したい場合は、以下がおすすめです。

産毛を脱毛したい方はこちらがおすすめ
  • 他の脱毛機での照射
  • 他の脱毛機と同時照射できる複合タイプの脱毛機での照射

色素の薄い毛を脱毛するなら、メラニン色素の有無に関係なく照射できる蓄熱式ダイオードレーザーがおすすめです。

蓄熱式ダイオードレーザーは、毛根ではなく毛乳頭(発毛を促す器官)に熱ダメージを与えて、脱毛を目指せられるからです。

また、脱毛機のなかにはアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーを同時に照射できる、複合タイプのものも存在します。

複数種類のレーザーを一度に照射できれば、少ない施術回数・短い時間でより部位に合った脱毛施術を期待できます。

アレキサンドライトレーザーと相性が良い濃い毛とともに、色素の薄い毛もまとめて脱毛したい方は、複合タイプの脱毛機を利用できるクリニックを選びしょう。

顔やVIOにも照射でき脱毛効果が期待できる

アレキサンドライトレーザーは、顔やVIOなど広範囲に照射でき、脱毛効果を期待できます。

アレキサンドライトレーザーで脱毛効果を期待できるかどうかで影響するのは、メラニン色素の有無によるからです。

そのため、ワキやVIOなどのようにメラニン色素が含まれた毛であれば、どの部位でも照射できるため、全身脱毛を考えている方も利用できるでしょう。

対して、アレキサンドライトレーザーでの脱毛が向いていない部位は下記の通りです。

アレキサンドライトレーザーが向いていない部位
  • うぶ毛が多く生えている顔や背中
  • 日焼けした腕や脚
  • 摩擦などで肌の黒ずみが目立つVIO

アレキサンドライトレーザーは毛のメラニン色素に反応する脱毛機です。

そのため、毛に色素が少ない・肌に色素が多い部位は、アレキサンドライトレーザーでの脱毛は向いていません。

アレキサンドライトレーザーは、肌に色素が少なく毛に色素が多い部位の脱毛に向いている脱毛方法です。

アレキサンドライトレーザーの注意点

アレキサンドライトレーザーでの永久脱毛を利用する際の注意点は、やけどです。

やけどを引き起こす理由は、日焼け肌は紫外線によりダメージを受けており、外部からの刺激で肌が荒れやすいからです。

日焼けや色素沈着により、毛だけでなく肌にもメラニン色素が多く含まれていると、肌にレーザーの光や熱が吸収されます。

熱ダメージは毛根にだけ当たれば発毛機能の低下を期待できますが、肌に熱ダメージが加わると、やけどや肌荒れが引き起こされるため注意が必要です。

そのため、アレキサンドライトレーザーは日焼けしていない部位の脱毛に利用することはもちろん、通院中の日焼け対策を念入りに行いましょう。

やけどを防ぐための対策は以下の通りです。

医療脱毛中のリスク対策
  • 日中は屋内で過ごす際も日焼け止めを使いUV対策する
  • 毎日念入りに保湿してレーザーによる乾燥を防ぐ
  • もし日光に当たった場合はなるべく早く冷やして対処する

日焼け対策はリスクの少ない脱毛を目指すうえで欠かせません。

多くのクリニックでは脱毛によるリスクから利用者の肌や健康を守るため、日焼けすると照射を断られたり、施術日を延期される場合もあります。

そのため、順調に脱毛施術に通うためにも、念入りな対策をしながら施術を受けましょう。

硬毛化や毛嚢炎など副作用が起こる場合がある

アレキサンドライトレーザーでの永久脱毛により、硬毛化や毛嚢炎(もうのうえん)などの副作用が起きる場合があります。

永久脱毛の副作用
硬毛化:レーザー照射によりかえって毛が太く濃くなる現象(明確な原因は未解明)
毛嚢炎:脱毛により毛穴に細菌が侵入し炎症が起きる症状
■参照:脱毛のリスクと対応|フレイアクリニック

硬毛化の原因は未だ解明されていませんが、一説によると「レーザー照射により細胞が活性化しより太い毛が生えるようになる」ことが挙げられます。

毛嚢炎は毛穴に侵入した細菌による炎症ですが、細菌が入り込む主な原因は肌のバリア機能(保護機能)の低下です。

肌を健康な状態に保つバリア機能は、レーザー照射により肌が乾燥すると低下するため、副作用対策としてバリア機能を高める必要があります。

硬毛化・毛嚢炎の対策方法は、下記の通りです。

硬毛化や毛嚢炎の対策法
  • 念入りに保湿して肌のバリア機能を高める
  • 肌を清潔に保ち雑菌の繁殖を防ぐ
  • もし症状が見られたらすぐに医師に相談する

保湿や衛生管理など、肌ケアを念入りに行うことが、副作用を回避するうえで大切です。

施術前後だけでなく、通院中は毎日ケアして、肌のバリア機能を高めましょう。

また、万が一副作用と思われる症状が出た場合は、すぐに医師に相談して早期解決する必要があります。

症状を放っておくと、肌環境が悪化し治療に時間が掛かる場合もあるため、すぐに相談に対応してもらえるクリニックを選ぶことも大切です。

アレキサンドライトレーザーに関するよくある質問

アレキサンドライトレーザーでの永久脱毛に関するよくある質問をご紹介します。

当記事で解説するよくある質問と回答は下記の通りです。

質問 回答
アレキサンドライトレーザーはどのくらいの痛みがありますか? 強い痛みを感じる場合があります
アレキサンドライトレーザーは脱毛効果が実感できるまでどれくらいの期間が必要ですか? 平均8回〜10回と言われています
脱毛効果をより高めるための方法はありますか? 毛周期に合わせて通う方法が挙げられます

ここでは主な質問3つを取り合えますが、ほかにも永久脱毛に関する不安や疑問があれば、各クリニックの公式サイトからも確認できます。

施術に関する見解や利用方法はクリニックによって異なる部分もあるため、その他疑問は気になるクリニックの見解をチェックしましょう。

次の項目からは、よくある質問に対する回答を詳しく解説するため、アレキサンドライトレーザーでの脱毛に関して不安や疑問があれば、ぜひ参考にしてください。

アレキサンドライトレーザーはどのくらいの痛みがありますか?

結論として、痛みの感じ方には個人差があります。

しかし、アレキサンドライトレーザーは照射出力が高いため、痛みは強い傾向にあります

痛みの原因はレーザーに含まれた熱で、強い熱が瞬間的に肌に照射されるため、輪ゴムで弾かれたような鋭い刺激を受ける場合があります。

そのため、アレキサンドライトレーザー式の脱毛機には、痛みや肌リスクに対処するための冷却装置が備わっています。

これにより、照射部位を瞬間的に冷やし痛みを緩和できるため、痛みが気にならない施術も実現可能です。

ただし、痛みは部位によっても異なります。

例えばVIOやワキなど、メラニン色素が多く含まれた太く濃い毛が密集して生えている部位は、レーザーが局所的に強く反応し、痛みを感じる場合が多いです。

そのため、痛みが心配な方は麻酔を検討したり、出力を下げてもらうなど、痛みに対処してもらいながら施術を受けることをおすすめします。

アレキサンドライトレーザーは脱毛効果が実感できるまでどれくらいの期間が必要ですか?

アレキサンドライトレーザーの照射により、脱毛効果を実感できるまでの目安期間は、下記の通りです。

期間 回数
アレキサンドライトレーザー 10日〜2週間 3回〜5回程度

上記のように、アレキサンドライトレーザーでの脱毛は、効果を実感できるまで10日〜2週間掛かるとされています。

また、施術回数は3回〜5回程度が必要です。

施術を受ける際は以上を目安に毛の変化をチェックしましょう。

ただし、以上の期間はあくまでも目安であり、通うタイミングなどによって効果には差が生まれます。

なるべく早く効果を得たいと考えている方は、毛周期(毛が生え変わるサイクル)に合わせたタイミングで通いましょう。

脱毛効果をより高めるための方法はありますか?

アレキサンドライトレーザーでの脱毛の効果をより高めるための方法は、下記の通りです。

脱毛効果を高める方法
  • 毛周期に合わせて脱毛に通う
  • 部位によって脱毛機を使い分けてくれるクリニックを選ぶ

レーザー照射による永久脱毛は、毛周期における成長期の毛に効果を期待できる施術です。

毛周期は毛ごとに異なり、1回の照射で効果を期待できる毛は、全身のおよそ20%ほどとされています。

そのため毛周期に合わせて定期的に脱毛に通えれば、成長期のムダ毛に効率的にアプローチでき、より少ない回数での施術が実現するでしょう。

また、アレキサンドライトレーザーは色素の薄い産毛や細い毛には効果を期待しづらいレーザーです。

そのため色素が薄い毛の脱毛は、蓄熱式ダイオードレーザーなど別のレーザーを照射できる脱毛機・クリニックを利用すると、より効率的な施術を目指せます。

永久脱毛の施術による効果をより早く実感したい方は、ぜひ以上の方法を試してみてください。

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