出雲といえば神様の集まるエリアとして名高いです。
そんな出雲にはいくつものパワースポットがあり、そこを訪れると大きなご利益を得られます。
そこで今回は、出雲にあるチェックしておきたいパワースポットをまとめました。
縁結びの御利益で有名な出雲大社
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出雲大社といえば出雲の象徴のような存在であり、日本中の神様が集まる場所です。
出雲大社は縁結びの神や福の神として名高く、古事記にも記されているほど歴史の古いところです。
明治時代の初期までは杵築大社と呼ばれていました。
主祭神は大国主大神であり、こちらは大黒様として知られています。
大国主大神は国造りの神様であり、国土を天照大神に譲ったとされています。
そんな大国主大神はスセリヒメ神とさまざまな試練を克服して愛を育み夫婦の契りを交わしました。
そのことは出雲大社の境内にある縁結びの碑に記されています。
そのため、良縁を求める人がたくさん出雲大社を訪れます。
出雲大社の鳥居は真ん中が神様の通り道とされているため左右のどちらかから入りましょう。
御本殿は日本最古の神社建築様式あり、現在の建物は江戸時代に再建されたものです。
十九社と呼ばれる神々のお宿があり、神無月になると日本中の神様たちが集まります。
出雲大社は神の存在を感じられる場所のため、パワースポットとして欠かせません。
縁結び、商売繁盛など
命のパワーを与えてくれる命主社
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出雲大社のすぐそばには命主社があります。
地元の人からは「えのっつぁん」と呼ばれて親しまれている神様です。
御祭神は神魂命であり、古事記における造化三神の一柱です。
大国主命が死に追いやられたときに神魂命が生き返らせたとされています。
そのことから生命力の源であるとされていて、大きなパワーやエネルギーをもらえるでしょう。
一説には植物の生命力を神格化したものとされています。
地元では子供の成長を見守ってくれる存在として親しまれています。
そのため、子供が生まれてから100日経つと親子で命主社に参拝するという風習が残っています。
社殿の左手には御神木のムクノキがあり、樹齢1000年を超えるとされています。
表面にはいくつものコブ状の隆起があり、異様な形相をしています。
神威を感じさせる雰囲気があり、そばによるだけでもパワーを感じられます。
健康長寿
隠れたパワースポット岩根寺
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岩根寺は断崖の下にあるくぼみにひっそりと佇んでいます。
創建された年代は不明であり、天王山神門派に属しているお寺です。
出雲巡礼五番の札所だったときもあります。
廃仏毀釈運動の際に廃寺となってしまい、本尊は別の寺に移されました。
明治5年に建物が取り壊されたのですが、明治22年になって欅づくりのお堂が建てられたのです。
そんな岩根寺には磨崖六地蔵があります。
江戸時代に彫られたものであり、岩肌は黒ずんでいるのが特徴です。
また、凌霄花が生えていて、夏になると赤い花を咲かせます。
のどかな田園風景が続いているエリアに岩根寺はあります。
人里離れて人通りもほとんどない場所にあるため、落ち着いて参拝できるでしょう。
とても神秘的であり、出雲という土地の奥深さを感じることができます。
あまり目立つスポットではなく、出雲の隠れたパワースポットといえます。
ご利益としては参拝すると良縁に恵まれるとされています。
素敵な異性と出会って玉の輿になるご利益があるという噂もあるのです。
神様の存在を感じさせるスポットであり、出雲を訪れた際はぜひともチェックしておきましょう。
良縁
全国の神々が足を踏み入れる稲佐の浜
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出雲市の大社町にある砂浜が稲佐の浜です。
国譲り神話の舞台となった場所であり、古事記や日本書紀の中にも記述があります。
神話では天照大神が建御雷神と大国主神に対面した場所とされているのです。
出雲大社の神事である神幸祭と神迎祭はこちらで行われます。
冬に訪れると日本海が荒れている様子に圧倒されるでしょう。
夏はとても穏やかな表情を見せてくれるため、季節に応じて異なる見ごたえのあるスポットです。
稲佐の浜より少し離れた民家の庭先には屏風岩があります。
こちらは屏風を立てたような形をしていて、こちらの岩陰で大国主神が国譲りに関する話し合いをしたという伝説があります。
稲佐の浜には弁天島という目立つ丸い島があり、こちらは沖御前と呼ばれていました。
かつてははるか沖にあった島とされているのです。
昭和60年頃までは島の前あたりまで波が打ち寄せていたのですが、今では島の前まで歩けるようになっています。
かつては弁財天が祀られていて、今では豊玉彦命が祀られています。
毎月1日の早朝になると地元の住民は稲佐の浜で海水を汲んでから出雲大社や荒神社を参拝します。
海水は笹の葉によって神前と自分の体を清めるために用います。
美しい景観が広がっていて日本のなぎさ100選にも選ばれている砂浜です。
神々の逸話の残るパワースポットとしても注目されています。
秘境にあるパワースポット韓竈神社
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韓竈神社は多くの参拝者を集める神社です。
主祭神は須佐之男命であり、縁結びに御利益があるとして多くの参拝者を集めています。
参拝する際には急峻な石段を登る必要があるため、それなりの準備をしておきましょう。
駐車場からは木立の木漏れ日とシダの群生が続いていて、都会の喧騒を忘れて心が洗われていくでしょう。
建立された年代は不明であり、とても古い由緒のある神社とされています。
須佐之男命はこの地を豊かにするために活躍して、その伝説がたくさん残っているのです。
かつて須佐之男命は新羅に渡ったとされていて、そのときに乗ったとされている岩船が境内にあります。
参道を登っていくと大きな岩の割れ目の間を通ることになり、これは女性の産道に見立てられています。
そのため、ここを女性が通ることによって、子宝に恵まれるという言い伝えが残っています。
山道を30分程度歩かないとたどり着くことができない神社なのですが、大きなパワーがあり、あなたの悩みや不安を吹き飛ばしてくれるため、訪れる価値があります。
子宝、縁結び、安産
鏡の池があることで知られる八重垣神社
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八重垣神社は縁結びの神社として信仰を集めている場所です。
主祭神は素盞嗚尊と櫛稲田姫です。
これはスサノオとそのお妃様のことであり、夫婦で祀られています。
そこから、八重垣神社のご利益として縁結びや夫婦和合、子授、子育てといったご利益があるとされています。
鏡の池があることで知られていて、和紙に硬貨を乗せて池に浮かべて、それが沈むまでの距離と時間によって縁を占えるとされています。
そのため、若い女性を中心にして恋愛成就のパワースポットとして注目されています。
基準としては15分で沈むと縁が早く、30分以上かけて沈むと縁が遅いとされています。
また、近くで沈んだときには身近な人、遠くで沈んだときには遠くの人と縁があるとされています。
鏡の池の縁占いは単に恋愛や結婚だけではなく、さまざまな願い事について占うことも可能です。
直接来ることができない人のために代理で占うこともできます。
この鏡の池はスサノオが稲田姫を救った場所です。
その際に森の大杉の周囲に八重垣をつくって稲田姫を隠しました。
この森は神秘の森とされていて、鏡の池と夫婦杉があります。
夫婦の神様ゆかりの地とされているため、恋愛や結婚といったものに大きなご利益を期待できるのです。
恋愛成就、縁結び、夫婦和合など
出雲のパワースポットで神々の力に触れよう
神々の集まる土地である出雲には魅力的なスポットがたくさんあります。
どこを訪れたとしても神々の存在や力を感じられるでしょう。
これから出雲を訪れる予定があるならば、ぜひとも参考にしてください。